用語解説


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CIM(本社)経営システム製品計画、システム計画、投資計画マーケティング、販売計画、受注管理販売情報システム(営業所)(工場)(本社)経 理システム研究開発システム経 理原価管理予実算管理(研究所)基礎研究応用研究製品開発生産・技術情報システム製品設計設備運転・制御生産設計品質管理受注データベース生産管理情報システム生産負荷計画日程計画進度管理治工具管理工場情報ネットワーク材料投入倉庫加工組立検査出荷製品無人化工場(本社)財 務システム財 務資金計画(購入先)見積り管理受・発注管理工程・納入管理物流管理出典;「CIM生販統合の実現」油井兄朝著、日本経済新聞社刊(1990)図1 CIM構成のイメージコンピュータ第2世代(トランジスタ)第3世代(IC)第3.5世代(LSI)第4世代(VLSI)第5世代ソフトハードCAMNCフライスDNC/CNCFMC/FMSFA・TOTALFA・CIMCADCAD/CAMCAEロボットプロトタイプMHSロボット元年第一世代ロボット(繰返し)第二世代ロボット(知覚・判断)第三世代ロボット(学習)生産体系合理化レベル少品種多量生産時代多品種少量生産時代変種変量生産時代(点)(線)(面)(体)出典;「CIM生販統合の実現」油井兄朝著、日本経済新聞社刊(1990)図2 技術の発展と生産体系の変遷195019601970199020001980CIMはCOMPUTERINTEGRATEDMANUFACTURINGの略で、「コンピュータ統合生産」と訳されます。最後にSYSTEM(システム)を付して、CIMSといわれることもあります。CIMの定義はいろいろといわれていますが、概念としては「商品の企画・開発から、受注・設計・製造・販売、さらには企業の経営や戦略を含むすべての情報を有機的にネットワークで結合させ、コンピュータを用いて統括的に制御・管理することによって、生産の最適化と経営の効率化を意図したシステム」ということができます。FA(FACTORYAUTOMATION)が「受注から設計・製造・出荷までを含む、フレキシブルな生産を指向した工場一貫自動化システム」であるのに対し、CIMはさらに経営管理、営業戦略、研究開発をも含む、企業レベルのシステムといえます(図1)。FAは産業用ロボットの普及と、コンピュータ利用技術(CAD・CAM・CAT・CAEなど)や情報処理・通信システムを含むシステム化技術の進展とともに、多様化する市場ニーズに対応できるフレキシブルで、かつ効率的な生産体制を実現しました(図2)。そして現在では、これらの技術革新は加速度的に進みつつあり、さらに市場ニーズが多様化する中で製造業は、いかに早く市場ニーズをとらえ、商品開発を含めて受注から市場へのリードタイムをいかに縮めるかが、大きな課題となっています。とりわけ、「情報のネットワーク」と「迅速な戦略的経営」が重要であり、このための企業システムがCIMであるといえます。(1991年10月号)CIM176176


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