技術レポート

神戸製鋼所溶接事業部門発行の技術誌「技術がいど」。この中の「技術レポート」コーナーを2005年1月号からこれまでをまとめた電子カタログです。


>> P.246

技術レポート[VOL.482008-4]-2-を採取し、図2に示す要領で試験を行い、このときの最大割れ長さからBTRを求めた。引張強さ、-196℃における吸収エネルギー、BTRについて、得られた試験結果をベイジアンRBFネットワークの手法を用いて定式化し、カンターマップを描いたものを図3に示す。強度は高CR、高MO組成で高くなる傾向が見られた。同様に、じん性は低CR、高MO、耐凝固割れ性は低CR、低MO組成で向上する傾向が見られた。これらの解析結果から、低CR、高MOの組成領域において要求性能を高いレベルで満足することが明らかになった。1)しかし、一方でFCWの工業生産を考えた場合には、合金外皮の量産可否が大きなポイントとなる。低CR、高MOの成分系では、安定した合金外皮の製造が困難なことから、最終的に合金外皮とフラックスから決まるFCWの溶接金属についてはNI-7%CR-17%MOの基本成分に決定した。OTHERELEMENTS,C:0.01~0.03,SI:0.1~0.3,MN:0.5~0.8,P:0.003~0.006,S0.001~0.005,NI:BALANCE,FE:3.1~7.0,W:2.2~2.5TENSILETESTSPECIMEN;DIAMETER:12.5Φ,GAUGELENGTH:50MMIMPACTTESTSPECIMEN;10X10X55MM,2MMVNOTCH1510520MOLYBDENUMCONTENT(MASS%)251015CHROMINUMCONTENT(MASS%)750650550450350250150TS(MPA)最適点量産ベースの最適点205080110110140805020251015CHROMINUMCONTENT(MASS%)1510520MOLYBDENUMCONTENT(MASS%)VE-196℃(J)1401301201101009080251015CHROMINUMCONTENT(MASS%)1510520MOLYBDENUMCONTENT(MASS%)BTR(K)図3CR、MO量と引張強さ、吸収エネルギーおよびBTRの関係(MM)WELDINGCURRENT:170AARCVOLTAGE:13VSHIELDINGGAS:10CM/MIN.DISTORTION:0.83-1.64%1006010050YOKEYOKETIGSPECIMENSPECIMEN40BENDINGBLOCKWELDINGDIRECTION図2バレストレイン試験条件


<< | < | > | >>