溶接110番

神戸製鋼所溶接事業部門発行の技術誌「技術がいど」。この中の「溶接110番」コーナーをまとめた電子カタログです。


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100110140150200250300従来棒NEWZERODE-44ヒューム発生量(MG/MIN)溶接電流(A)(3.2MMΦ、下向き)藤沢0466―20―3000ZERODE―44はJISZ3211D4303のライムチタニヤ系、低ヒュームタイプで、薄板から中板用の溶接棒です。ZERODE―44の由来から簡単に紹介します。ZERODEは、数字のZERO(ゼロ)とELEC-TRODE(電極)から命名され、スパッタ・ヒュームをできる限り減らし、ゼロを目標にした溶接棒という意味です。44は、同系統のTB―43に可とう性(棒を曲げて使う場合の耐被覆剤の脱落性能)・耐吸湿性・再アーク性を良くしたタイプということのプラスワンシリーズのひとつであることを意味しています。その特徴は、再アーク性に優れ、ビードの伸びが良く、スラグはくり性も良好です。このため、断続溶接、すみ肉溶接、タック溶接などに最適で軟鋼を用いる車両、軽量鉄骨、造船など一般構造物に広く使用されております。それでは、新しいタイプのNEWZERODE―44について説明します。NEWZERODE―44の特徴1)『ビード表面にスラグの焼きつきがなく、ブラッシングなしでも光沢のある綺麗な外観で、スラグはく離性も良好』従来タイプのZERODE―44は、若干ビードの際にスラグが焼きつき残ってしまっていたのが、NEWタイプでは、焼きつきを起こさずに綺麗な外観が得られ、スラグはく離性も向上し、取りやすくなりました。2)図1に示すように『環境に配慮し、さらなる低ヒューム化を実現』従来タイプよりも、約10%ヒュームを低減して、また一歩目標にあるZERODEに近づき環境に優しくなりました。3)『溶接者に優しいさらなるソフトアークを実現』従来タイプよりも、若干アークをソフトにして、スパッタも低減しました。以上、3点が現在のZERODE―44よりさらに性能が向上しました。そのほかの再アーク性・可とう性など優れた多くの特性は従来どおりで使いやすさを追求した溶接棒となっています。(㈱神戸製鋼所溶接カンパニー営業部カスタマーサポートセンター)原彰一朗<お知らせ>来年度よりの「溶接だより」技術がいどのホームページ化に伴い、長らくご愛読いただきました溶接110番の定期掲載を終了します。これまで掲載した本稿の内容は、ホームページの技術がいどにアクセスいただければ、基本項目による検索が可能ですのでぜひご活用ください。また、新たなご質問があればホームページからご質問いただくか、直接カスタマーサポートセンター(電話0466―20―3000)にお問い合わせください。(㈱神戸製鋼所溶接カンパニー営業部カスタマーサポートセンター)信田誠一溶接110番大阪06―6206―6400NEWZERODE―44についてZERODE(ゼロード)―44が新しくなると聞きましたが、どのように変わるのかを、教えてください。(東北A鉄工)図1ヒューム発生量測定結果7


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